こんにちは社員さかなです
リーブ21の社員7人(まめ,ごま,わかめ,やさい,
さかな,しいたけ,いも)が
表紙とタイトルだけで勝手に選ぶ
「これが本屋大賞だ!」
社員やさいがタイトルと表紙で
本屋大賞に予想したのは
青山 美智子 さんの「 赤と青とエスキース 」という作品です
(※以下ネタバレを含みますのでご注意ください)
大日本印刷の現代美術用語辞典によると
「エスキース」とは、下絵、素案、概要を意味するフランス語。
作品を制作するための着想や構想、
あるいは構図を描きとめた下描きのことで、
作者のインスピレーションを吟味し、
計画を綿密に練る作業や下絵そのものを指して使われる用語
だそうです。
このお話は
●プロローグ
●1章 金魚とカワセミ
●2章 東京タワーとアーツ・センター
●3章 トマトジュースとバタフライピー
●4章 赤鬼と青鬼
●エピローグ
の、6つから成っています。
1章の金魚=赤、カワセミ=青
3章トマトジュース=赤、バタフライピー=青
というようにすべてが「赤」と「青」のお話になっていて、
各章ごとにそれぞれのストーリーが進んでいきます。
集中して読みたかったので、2時間ほど喫茶店で読んでいたのですが
素晴らしい伏線の回収で、最後に思わず「あっ」と声が出てしまいました。
昨年の本屋大賞2位の作家さんだと知らずに直感で選びました。
2年連続なら昨年よりきっとおもしろさ落ちるな…と読み始めたものの、
いろいろな「赤」と「青」のストーリーにどんどん引き込まれ、
あっという間に読み終えることができました。
そして読み終わったあとには
爽快感や心がほわっとあたたかくなる感じが残ります。
ぜひみなさんにも「赤」と「青」の奇跡を
味わってみて欲しいと思いました。
ぜったいこれが本屋大賞だっ!